【Case01|さなぎ羅編・第1話】会社を辞めた。58万PVのサイトは、月8万円だった。

Case01|さなぎ羅編(全4話)/第1話

2026年1月。

さなぎ羅氏は、会社員を辞めてサイト運営に専念した。

「サイトだけで十分生活できるようになったから独立した」

わけではない。

本人も、辞めた時点でサイトの売上だけでは生活していけないことを分かっていた。

それでも会社を辞めた。

なぜだったのか。

約10年、会社員をしながら副業を続けていた

さなぎ羅氏は、大学院修了後、不動産業界で約10年間会社員として働いた。

副業を考え始めたのは、かなり早い。

本人によると、社会人になって最初のゴールデンウィークには、すでに副業について調べていたという。

最初からアダルトサイト一本だったわけではない。

不動産投資のサイト。

物販系のサイト。

ほかにもいろいろ試した。

その中で、2017年ごろから比重を移していったのがアダルト分野だった。

SEOにも取り組んだ。

過去には「月額 FANZA」という検索キーワードで、公式サイト直下の上位を数年間維持した経験もある。

本人の説明では、そのキーワードから得られた収益は月10万円程度だった。

その後、新しく始めたサイトでは、単にレビュー記事を増やすだけではない方向も考え始める。

作品の情報を細かくデータ化する。

検索しやすくする。

いずれは、利用者が参加するWebアプリのようなサイトへ発展させる。

ただ、やろうとすると時間が必要だった。

レビューを書く。

サイトの機能を作る。

そのためのプログラミングも勉強する。

会社員を続けながら全部やるには、本人の言葉でいえば「リソースが足りない」状態になっていた。

一方で、サイトの売上だけで生活できる状態でもなかった。

その状態で、会社を辞めた。

稼げるようになってから辞めたわけではない

2026年1月4日。

さなぎ羅氏は、脱サラしてサイトの開発と運営に本格的に取り組むことを公表した。

その記事の中で、本人はサイトの売上について、脱サラして生活していくにはまったく足りないと書いている。

それでも専業化を選んだ。

会社員をしながらでは、記事執筆、サイト開発、プログラミング学習を並行する時間が足りなかったからだ。

そして目標を決めた。

2026年中に、月売上100万円。

では、専業になった最初の月はどうだったのか。

専業1か月目。売上は80,193円だった

その結果が公開されたのは、2026年2月2日だった。

本人が公開した1月の月次報告。

PV数は582,000。

アクティブユーザー数は62,000。

Google検索からのクリックは64,300。

売上は、

FANZA 71,777円
MGS 5,088円
SOKMIL 202円
DUGA 3,126円

合計、80,193円だった。

年内目標は月100万円。

専業1か月目の数字とは、大きな距離があった。

本人も記事の中で、

「え、しょぼくないですか?」

と自分で突っ込んでいる。

さらに、

「なんで会社辞めたんですか?」

とも書いている。

もちろん、58万PVあって売上が約8万円だった理由を、この数字だけで断定することはできない。

ただ、専業になった最初の月に、目標までの距離が数字として見えた。

予定していたのは、レビュー60本だった

では、会社を辞めて時間が増えた1月、何をしていたのか。

もともと本人は、1月にレビュー記事を60本公開する予定だった。

1日2記事ペース。

実際に公開したレビュー記事は25本だった。

予定の半分にも届いていない。

その理由として、本人が挙げているもののひとつが、1月中旬に導入したClaude Codeだった。

AIを使ってプログラムを書くためのツールだ。

本人は、Claude Codeを導入してから開発にハマったと振り返っている。

もともと考えていたサイトのWebアプリ化にも、より時間を使うようになっていった。

会社を辞めた最初の1か月。

レビュー記事は60本の予定に対して25本。

一方で、1月中旬からClaude Codeを使い始め、記事を書くはずだった時間の一部が開発へ移り始めた。

では、そこで何を作り始めたのか。

第2話へ続く。

第2話「記事を書くはずが、サイトを作れるようになった。」を読む →