【Case01|さなぎ羅編・第2話】記事を書くはずが、サイトを作れるようになった。

Case01|さなぎ羅編(全4話)/第2話

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会社を辞めた最初の1か月。

さなぎ羅氏が予定していたレビュー記事は60本。

実際に公開したのは25本だった。

その理由として本人が挙げていたのが、1月中旬に導入した「Claude Code」だった。

前回は、ここで終わった。

では、記事を書くはずだった時間を使って、何をしていたのか。

結論から言えば、サイトの裏側をかなり作り直していた。

2週間ほどで、やっていたこと

2026年2月2日。

さなぎ羅氏は1月の月次報告で、Claude Code導入後の開発内容を公開している。

サーバーを、レンタルサーバーのカラフルボックスからAWSへ移した。

画像配信は、AWSのS3とCloudFrontを使う構成へ変更。

WordPressも、それまで使っていた子テーマから、独自テーマ「siokan-kleos」へ移行した。

テーマのコード整理。

自作プラグインの開発。

管理画面の改修。

女優やキーワードなど、サイト内に持っていたデータ構造の変更。

ランキング記事へのAIコメント機能も実装した。

2月4日に公開した別の記事では、本人はこれらを「2週間程度」で進めたと説明している。

少し前まで、会社員をしながらレビュー記事を書いていた人が、専業になった最初の月に、サーバーやWordPressの仕組みそのものを触り始めていた。

以前も、AIにコードは書かせていた

Claude Code以前も、AIをまったく使っていなかったわけではない。

本人によると、以前はChatGPTにコードを書いてもらうこともあった。

本人の説明では、出てきたコードをどのファイルのどこへ入れるか、エラーが出たときにどう直すかといった作業は、自分でつないでいく必要があった。

本人は自分を「IT素人・独学」と表現している。

やりたいことはあっても、それを実際のサイトへ組み込むまでには、技術的な壁があった。

本人は、Claude Codeを導入してから「できること」が大きく増えたと説明している。

ファイルを読む。

コードを書く。

コマンドを実行する。

エラーが出ればログを確認して修正する。

2月4日に公開した記事では、こうした作業をClaude Codeで進められるようになったことを紹介している。

大事なのは、AIが文章を書いてくれるようになったことではない。

本人が、自分では難しかったサイト開発まで手を伸ばせるようになったと感じていたことだった。

記事を増やすより、サイトそのものを変え始めた

1月に行った開発には、少し地味なものも多い。

サーバー移行。

画像配信の改善。

コードの整理。

データ構造の変更。

管理画面の改修。

読者から見れば、昨日と今日でサイトが劇的に変わったようには見えないものもある。

実際、本人も1月はバックエンドや管理側の改修が中心で、利用者が直接見るフロント側はほとんど改修できなかったと書いている。

それでも本人にとっては意味があった。

もともと考えていたのは、レビュー記事を並べるだけではないサイトだった。

作品や女優などの情報をデータとして持つ。

そこから検索したり、お気に入りに入れたり、コメントしたりできる。

利用者が登録して使う、Webアプリのようなサイトにしていく。

会社員時代から構想はあった。

問題は、それを作る時間と技術だった。

1月末。

Claude Codeを使った開発を進めた本人は、もともと考えていたWebアプリ化を一気に進められると考えるようになっていた。

2月、「開発するための環境」まで作り始めた

2月に入ると、本人はClaude Codeの使い方そのものを解説する記事も公開し始める。

2月10日の記事では、Claude Codeに加えてGitとDockerを使い、PC上にWordPressの開発環境を作る方法を紹介した。

簡単に言えば、本番サイトを直接いじって壊すのではなく、自分のPC上で試せるようにする仕組みだ。

翌2月11日には、さらに本番サイトとの連携方法を説明している。

本番のテーマやプラグイン、データをローカル環境へ持ってくる。

そこで開発する。

確認する。

問題なければ本番サイトへ反映する。

本人が記事で示した開発の流れは、

「何をしたいか伝える」
↓
「開発する」
↓
「確認する」
↓
「本番へ反映する」

というところまでつながっていた。

以前のように、AIからコードを受け取って、その先を自分でつないでいく使い方とは違う開発方法を、本人は紹介するようになっていた。

作りたいものが、急に現実的になった

もちろん、ここまでで売上が増えたわけではない。

1月の売上は、前回書いた通り80,193円。

サーバーをAWSへ移したから売上が増えた。

独自テーマを作ったから検索順位が上がった。

Claude Codeを導入したから事業が成功した。

そういう結果は、この時点では確認できない。

本人自身も2月4日の記事で、サーバー移行やテーマ改修によるSEO効果について、まだ効果は出ていないと書いている。

変わったのは、結果ではなく「作れる範囲」だった。

会社を辞めた当初は、レビュー記事を月60本書く予定だった。

ところがClaude Codeを導入すると、サーバーを移し、テーマを作り直し、プラグインを作り、データ構造まで変えるようになった。

そして2月には、ユーザー登録、認証、お気に入り、コメント、ゲーミフィケーションなど、さらに先の機能開発も計画していた。

記事を書く人から、サイトそのものを作る人へ。

少なくとも、使う時間はそちらへ大きく動き始めていた。

では、「作れるもの」が増えた人は、次に何を作ろうとするのか。

その答えは、既存サイトの改修だけでは終わらなかった。

第3話へ続く。